Fat Cat Beats — 52万人が集うブーンバップ専門レーベルの YouTube チャンネル
Fat Cat Beats 登録者 52.3万(2026年2月時点)
ベルギー発、ブーンバップ一筋のビートレーベル Fat Cat Beats。10人以上のプロデューサーが週3〜4本ペースで90年代スタイルのフリービートを投稿し続ける、ブーンバップ好きの聖地。
Fat Cat Beats — 52万人が集うブーンバップ専門レーベルの YouTube チャンネル
「ブーンバップのビートが聴きたい」——その一点だけで検索したら、おそらく最初にたどり着くチャンネルがここです。Fat Cat Beats は、90年代ヒップホップのサウンドを現在進行形で量産し続けるビートレーベル。2,000本を超えるビートの蓄積は、もはやブーンバップの図書館です。
チャンネル概要
Fat Cat Beats はベルギーを拠点とするブーンバップ専門のビートレーベル。2017年のチャンネル開設以来、10人以上のプロデューサーが週3〜4本のペースでビートを投稿し続け、現在の動画数は2,083本、総再生数は1.69億回を突破しています。
レーベルの中心メンバーには、初期からの功労者 Nigma(イーストコースト直系の太いベースラインが持ち味)、スペイン出身でドイツに渡った Chief Jay(90年代ブーンバップの職人)、チルなビートも得意な Chubeats らがいます。ほかにも E.D.I.、EDBA、Black Mirror Beats、XIV Muzik、Willhouse、Sonixpice、Screwaholic、Raminbeatz など多彩なプロデューサーが名を連ね、それぞれの個性がありながらも「ブーンバップ」という共通言語でまとまっている集団です。
こんな人におすすめ
- 90年代イーストコーストのビートが好きで、新しいトラックをどんどん聴きたい人
- フリースタイルやサイファーに使えるビートを探しているラッパー
- 作業用BGMとして延々とブーンバップを流したい人
- ビートメイキングの参考に、プロが作るブーンバップの構成を研究したい人
言語・字幕について
インストゥルメンタル専門チャンネルなので、言語の壁はゼロです。動画のタイトルと概要欄は英語ですが、再生ボタンを押せばあとは音だけ。世界中どこにいても楽しめます。
チャンネルの雰囲気
サムネイルは黒基調にネオンカラーの文字が映えるデザインで統一されていて、一覧を眺めるだけでブーンバップの世界観が伝わってきます。動画は3〜5分のビートが中心で、多くの曲にスクラッチのイントロ・アウトロが入っているのが Fat Cat Beats の大きな特徴。「(FREE)」の表記が示すとおり、非営利目的なら無料で使用可能なビートが大半です。
ビートのスタイルは大きく3つに分かれます。
90s Old School 系 — Wu-Tang Clan や Mobb Deep を彷彿とさせる、ザラついたドラムにピアノやストリングスを乗せた王道スタイル。スクラッチフック入りのトラックが特に人気で、フリースタイル向けに作られたものが多い。
Dark / Underground 系 — よりグリミーでアグレッシブなビート。Griselda や Rome Streetz のようなハードコアなラップに合うサウンド。
Beat Tape(Mad Fresh シリーズ) — レーベルの看板シリーズ。1時間超のビートテープをフルアルバムとして公開。Vol.21 まで続いており、通して聴くと Fat Cat Beats の音楽的な幅と一貫性が両方見えてきます。
注目の動画
GHETTO FLAVA — 90s Old School Boom Bap type beat
スクラッチフック入りの90年代スタイル。Black Mirror Beats プロデュース。Fat Cat Beats らしさが凝縮された一曲で、最近の投稿では最も再生されています。
GOLDEN ERA — 90s Old School Boom Bap type beat with scratch hook
Willhouse プロデュース。タイトルどおり「黄金時代」のサウンドを現代に蘇らせた、スクラッチフック入りの王道トラック。
F THE POLICE — 90s Old School Boom Bap type beat
Black Mirror Beats プロデュース。イントロに Wu-Tang Clan のボーカルサンプルを含むアグレッシブなトラック。ビートの重さとスクラッチの切れ味が共存しています。
Mad Fresh vol.21 — Beat Tape(Full Album)
Fat Cat Beats の看板シリーズ最新作。1時間超にわたるブーンバップインストの連続。作業用BGMとしても、プロデューサーの耳を鍛える教材としても使えます。
Wu-Tang Clan Type Beat「A PERFECT LIE」
Chubeats プロデュース。Wu-Tang 直系のダークなピアノループに重たいキックが効いたトラック。Griselda〜Westside Gunn 系のアンダーグラウンドな空気感。
チャンネルの歩き方
まずは Mad Fresh シリーズの最新版を再生リストで通して聴くのがおすすめ。レーベル全体のサウンドが一気に把握できます。
そこから好みのプロデューサーが見つかったら、概要欄に記載されているプロデューサー名で絞り込んでみてください。Chubeats ならクラシックなブーンバップ、Sonixpice ならダーク系、Black Mirror Beats ならスクラッチフック入りの90sスタイル、といった具合にそれぞれの持ち味があります。
ラッパーでフリースタイル用のビートを探しているなら、タイトルに「Freestyle」が入った動画を片っ端から聴いていくのも効率的です。BPM は概要欄に必ず記載されているので、自分のフローに合うテンポを選べます。
関連チャンネル
- Chillhop Music — 同じレーベル型でも、季節コンピ、24時間ラジオ、映像世界でLo-Fiを束ねる。Fat Cat Beatsとの編集方針の違いが見える
- Boom Bap Supply — Fat Cat Beats の姉妹チャンネル。ブーンバップ特化のセカンドライン
- Anno Domini Beats — カナダ発の大手タイプビートチャンネル。Fat Cat Beats よりジャンル幅が広い
- KhronosBeats — アンダーグラウンド寄りのハードなブーンバップタイプビート
- Cookin Soul — スペインのグラミー受賞プロデューサー。Lo-Bap(ローファイ+ブーンバップ)の名付け親
まとめ
「ブーンバップだけでいい」という人にとって、Fat Cat Beats は完璧なチャンネルです。2,000本超のアーカイブ、週3〜4本の新作投稿、10人以上のプロデューサーによる多様なアプローチ——全部ブーンバップ。フリースタイルのビートを探しているラッパーにも、90年代ヒップホップの空気を浴びたいリスナーにも、ビートの構成を研究したいプロデューサーにも刺さるチャンネルです。