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Ricky Tinez — 機材の「楽しさ」を全力で伝えるハードウェアジャムの伝道師

Ricky Tinez 登録者 19.1万(2026年3月時点)

シンセ、ドラムマシン、サンプラーを駆使したDAWレスジャムと機材レビューで19万人を魅了。ディープハウスを軸に、買う前に「この機材で何ができるか」が分かるチャンネル。

Ricky Tinez — 機材の「楽しさ」を全力で伝えるハードウェアジャムの伝道師

「この機材、実際に触ったらどうなるの?」——スペックシートでは分からないその感覚を、Ricky Tinez はカメラの前で丸ごと見せてくれる。シンセ、ドラムマシン、サンプラーを自在に組み合わせたDAWレスジャムと、率直すぎるレビューで約19万人の登録者を持つ人気チャンネルだ。

チャンネル概要

  • 登録者数: 19.1万人(2026年3月時点)
  • 動画数: 451本
  • 総再生数: 約2,908万回
  • チャンネル開設: 2013年
  • 投稿頻度: 週1回ペース(2025年5月にチャンネル活動を休止)
  • 拠点: ロサンゼルス(元ベイエリア)

Ricky Tinez は本業でも音楽機材の世界に深く関わってきた人物で、Novation のUSブランドマネージャー、その後 Elektron のブランドマネージャーを務めた。2025年5月には Apple の Music Creation Apps チーム(Logic Pro、GarageBand などを担当)のプロダクトマネージャーに転身し、「See You Later, Oscillator」というタイトルの動画でチャンネル活動の休止を発表した。

こんな人におすすめ

  • ハードウェアシンセやドラムマシンに興味があるけど、買う前に「実際どう使うの?」を知りたい人
  • DAWレス(DAWを使わずハードウェアだけで曲を作る)スタイルに憧れている人
  • ディープハウスやローファイハウスが好きな人
  • Elektron 製品(Digitakt、Octatrack)の使い方を知りたい人
  • 機材レビューでスペックの羅列ではなく「音楽を作る過程」を見たい人

言語・字幕について

英語でのトークが中心。自動生成の英語字幕が利用可能。話し方はカジュアルでフレンドリーだが、機材の専門用語やセットアップの説明はそれなりに出てくるので、基本的な音楽制作の英語が分かるとより楽しめる。ただし、ジャムパートは言語不要で映像と音だけでも十分に楽しめる。

チャンネルの雰囲気

Ricky Tinez の動画は「友達のスタジオに遊びに行って、新しい機材を一緒に触ってる」感覚に近い。カメラは基本的に手元と機材を映し、自宅スタジオのリラックスした空気がそのまま伝わってくる。

特徴的なのは、レビューとジャムの境界が曖昧なこと。新しい機材を開封して「とりあえず曲を作ってみよう」というスタンスで、スペック解説よりも「この機材で何が生まれるか」に焦点を当てる。うまくいかないところも隠さず、「ここは正直イマイチ」とはっきり言う率直さがファンに信頼されている。

ジャンルとしてはディープハウスとローファイハウスが中心だが、ヴァイナルサンプリングからの楽曲制作、ユーロラックモジュラーを使ったアンビエント寄りのサウンドまで幅が広い。#CompactCreations シリーズでは、最小限の機材セットアップだけで一曲を仕上げるチャレンジ企画が人気だ。

注目の動画

  • 「The Best Sampling Setup: Explained」 — iPad + SP-404mk2 + Digitakt II を組み合わせた「究極のサンプリングセットアップ」を解説。なぜこの組み合わせが最強なのか、実際に音を出しながら説明してくれる
  • 「OP-XY Review - Funky but Functional?」(14万回再生)— Teenage Engineering OP-XY の詳細レビュー。シーケンサーの面白さを引き出しつつ、惜しい点もきっちり指摘するバランスの取れたレビュー
  • 「The Champ Hath Arriv’d」(15万回再生)— EP-133 の中世サンプルパックだけでハウスミュージックを作るという縛りプレイ。制約が創造性を引き出す好例
  • 「KO-II Update Review」 — EP-133 の大型アップデートを「Good, Great, and Weird」の3段階で評価。ユーザー目線の正直なレビュー
  • 「See You Later, Oscillator」(10万回再生)— Apple への転身を発表した最終動画。ファンへの感謝とこれまでの歩みを振り返る

チャンネルの歩き方

初見なら、まず #CompactCreations シリーズから入るのがおすすめ。最小限の機材で一曲を仕上げる過程が凝縮されていて、Ricky のスタイルが一発で分かる。

特定の機材が気になるなら、その機材名で動画を検索すると大抵1〜3本はヒットする。Digitakt II、SP-404mk2、OP-XY、EP-133 KO II あたりは特に動画が豊富。

DAWレスセットアップに興味があるなら「Why I Ditched Fancy for Simple」でスタジオの設計思想を聞いてから、個別のジャム動画に入ると流れがつかみやすい。

なお、2025年5月以降は新規動画の投稿は止まっているが、451本のアーカイブは機材選びの参考資料として今も十分に価値がある。

関連チャンネル

  • Red Means Recording — モジュラーシンセ×映像美。ジャムのアプローチは異なるが、ハードウェアへの愛情は共通
  • True Cuckoo — Pocket Operator やモジュラーのチュートリアル。Ricky よりもさらに実験的
  • BoBeats — スウェーデンからのシンセレビュー。Ricky がジャム寄りなのに対して、BoBeats はレビュー寄り
  • Loopop — 究極の深掘りレビュー。スペックを徹底的に知りたいなら Loopop、触り心地を知りたいなら Ricky
  • Accurate Beats — 実用的な機材レビュー。Ricky と同じく「実際に使ってみた」目線が特徴
  • Andrew Huang — 音楽制作全般のクリエイター。機材実験企画で方向性が近い
  • John Tejada — Ricky の動画にも登場するベテランハウスプロデューサー。Perkons の使い方を教えた師匠的存在

まとめ

Ricky Tinez は「機材で遊ぶ楽しさ」を言語化し、映像化することに長けたクリエイターだった。チャンネルは現在休止中だが、DAWレスジャムの入門ガイドとして、あるいはハードウェア購入前のリアルな参考資料として、451本のアーカイブは今も輝いている。ディープハウスが好きで、ハードウェアに手を出してみたい人にとって、最初に見るべきチャンネルのひとつだ。